バックパッカー見習い記

食わず嫌わないで生きたい

さよなら、ルアンパパーン。(8/28)

 

 

ちゃんと起きれました!

 

昨日、宿のお兄さんに托鉢を見たいと言うと

「5時半に外に出れば、目の前の道路でやってるよ。」

と教えてくれたので、昨晩はアラームを5時に設定して寝ました。

 

 

まだ薄暗い道に出ると既にたくさんの木のカゴ(中にもち米などの食べ物が入っている)を持った現地のおば様方と、お坊さんの行列を待つ観光客がぞろぞろと集まって来ていました。

 

まだお坊さんの一行は来ていないらしいので、それまで通りの人々を観察していました。

 

 

 

感じたのは、托鉢の観光産業化です。

 

 

たくさんの木カゴを持ったおばさんは観光客にそれを手に商売をしていたし、

よく見ると歩道には小さなプラスチックのイスがズラリと並べられて観光客が座れるようになっていました。

 

托鉢を一目見ようとやって来た観光客に食べ物を売り、イスに座らせ、実際に体験してもらう。

その様子を周りのみんながカメラに収める。

 

ちゃんとした仏教徒では無い、ましてはよそ者の僕が偉そうに言うことではないですが、なんとも言えない寂しさを感じてしまいました。 

 

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ですが、静かな早朝に鮮やかなオレンジの袈裟を着たお坊さんが作る行列をみると心なしか穏やかな気持ちになれました。

 

 

 

それにしても朝が早かったので、僕らは迷わず二度寝しました。笑

 

 

 

10時ごろ起きて荷物をまとめ、ある人と待ち合わせました。

 

アユタヤで仲良くなったK君がここルアンパパーンに到着したと言うので、会おうという事になったのです。

 

無事に合流して一緒に早めのランチを食べ、遊覧船にでも乗ろうかという事になりメコン川へ向かいました。

 

 

ルアンパパーンの街はとてもコンパクトで、土産屋や旅行会社、宿が並ぶメインストリート(僕らが泊まったのもこの通り)から川のほとりまで歩いて五分もかからないくらいの距離しかありません。

 

 

昨日この川岸の道を歩いた時はしきりに遊覧船の勧誘が寄って来ていたのですが、この時は正午過ぎという時間帯だったせいか誰も寄って来ませんでした。

 

みんな昼食を食べたり、ハンモックをぶら下げて昼寝をしています。

 

 

この街は他のせわしないくらい騒がしい東南アジア各国のそれらとは違って、静かで時間がのんびりと進んでいるように感じられます。

 

 

しばらく3人でメコンの流れを眺めてぼんやり時間を潰し、それらしいおっちゃんが再び動き出すのを待ちました。

 

 

30分ほどしてやっと捕まえることができました。

 

船乗り場までバイクの後ろに乗せてもらい、細長い遊覧船に乗り込みます。

 

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3人で貸切でした。笑

のんびり川岸に沿って進みます。

この日は晴れて暑かったですが、船の上は涼しくて快適でした。

 

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見渡す限り茶色く濁った水がところどころで小さな渦を巻いているのを眺めたり、川岸に生えた木にロープをぶら下げてターザンみたいに遊んでる子達に手を振ったりして過ごしました。

 

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見えづらいですが、木の上に少年がいます。

結構な高さなので驚きました。

 

 

1時間ほどの船旅を終え、K君とはもうお別れです。

束の間の再会でしたが、またどこかで会える気がします。

達者でな!

 

 

 

夕方の4時ごろにルアンパパーン国際空港を発ち、タイのドンムアン国際空港を経てホー・チ・ミン国際空港には夜の10時ごろに着きました。

 

ルアンパパーン空港を出発するためにチェックインと出国審査を済ませて待っている時にかなり激しいスコールが来て、飛行機がちゃんと飛ぶか心配しましたがちょっとの雷雨くらいじゃ欠航なんてしないようで、無事に飛びました。

 

上空でカミナリに撃たれたらそれこそイチコロやん。と少し不安にもなりましたが無事にホー・チ・ミンまでたどり着くことができました。

 

 

 

さて。

無事にベトナムの地を踏めたところまでは良かったのですが、ここから眠りに着くまでは散々でした。笑

 

まず、夜も遅かったので空港から出ているタクシーに乗ったのですが、まだ一回も現地通貨のベトナムドンを使っておらずタクシーの相場もよく分からないままだったので、、

まんまとぼったくられました。笑

 

あとでよく聞くと相場の5倍くらい払っちゃってたらしいです。クソったれ。

 

 

その後、どうにか予約していた宿に辿り着きチェックインしようとするとそこのおばちゃんが

「ごめんなさい。今日の分の予約の確認をしていなかったわ。」と英語で言ってきました。(もちろん僕はその時何言ってるのか分からなかった)

 

なんでかて。

疲れていたので流石にこれにはイラっときてしまいました。 

 

「今日はもうベッドが埋まってしまってる。」

 

なんでかて。

 

「代わりに近くに伯父がやっている宿があるからそこまで連れて行くわ。」

 

 いや、そんくらいはしてもらわんと。

 

てな感じで、そのおばさんと奥から出てきたベトナム人らしきパジャマ姿の男性が運転するバイクに僕ら2人がそれぞれ乗せられて夜のホー・チ・ミンを走りました。

もちろんですがみんなヘルメットは無し。

 

連続して日本では考えられないようなトラブルに見舞われてイライラしてきたところでしたが、予想を遥かに超える発展を遂げたホー・チ・ミンの街をバイクで走り抜ける短い冒険が出来て(ノーヘルだから余計に)少し爽快な気分になれました。笑

 

 

その後も、Wi-Fiを繋げてもらおうとおばさんにiPhoneを預けたら勝手に機内モードを解除されててヒヤッとさせられたり(海外で通信するとすごい金額を請求されるから)と散々でしたが、やっとベッドにありつけました。

 

 

もう日を跨ぎそうな時間になっていたのでシャワーも浴びずに横になってしまいました。

 

 

明日は良い日になるといいけど。。